部品ファイル変換ツールが作成したテキストファイルのフォーマット(バージョン1.01)
D2CADバージョン0.92以降に適用されます。
このファイルで作成されたデータを使用してライブラリファイルの結合や分割ができます。
また文字列の変更や文字高さの変更もできると思います。
その他、細かい設定も可能なのですがこれは図面内で絵を見ながら修正してください。
ここでは、文字列やその大きさを変更するのに必要な説明をします。
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最初の7行は、バージョンや日付が記録されます。
部品ファイルへの逆変換で使用するので最初の1行は変更禁止です。
# D2 CAD Text Library File Ver 1.01 ←この行は変更禁止
# 上の行を削除してはいけません。 ^^^^^^^^^^^^^^^^
# 行の先頭が '#' で始まる行はコメントになります。
#
# File created by D2 CAD
# Date : 99/04/04 午後 08:52:47
#
"#"が行の先頭にある行はコメント行となりプログラムは無視します。
名称は””で囲みます。
下の例は部品ライブラリからの呼び出し名称が RL-Cという部品です。
ここで [呼び出し部品名称] と [部品名] について説明しておきます。
D2CADは、[呼び出し部品名称] と [部品名] を区別して使用しています。
通常はこの2つは同じ名称のことが多いのですが、同じ部品名でも回路図上のピンの
位置が違う部品を扱えるように、部品ファイルに登録するときに [部品名] とは別に
[呼び出し部品名称] として保存しています。
☆呼び出し部品名称☆
ライブラリに登録するときに指定する名称です。
☆部品名☆
部品表作成時に使用される名称です。
ファイル中で使用される座標は部品を作成したときの図面上の絶対座標です。
部品入力のときはこれにオフセットを付けて相対座標に戻され使用されます。
Package Name "RL-C" ← 部品入力で使用する名称を指定します。
Package Total 1 ← 1つの部品に入っている素子数を指定します。
#
Package [1] ← 素子の番号(1から順番にしてしていきます)
Part 9200 4600 8994 4194 9706 4806 2 1 0 0
Name "OPAMP2" 9340 4340 65 32768
Ref "U10A" 9315 4500 65 30
Val "EL2244CS" 9365 4405 65 0
Pin 9200 4400 9000 4400 1
Name "+IN" 9218 4400 70 32792
No "3" 9150 4400 70 10
Pin 9200 4600 9000 4600 0
Name "-IN" 9218 4600 70 32792
No "2" 9150 4600 70 10
Pin 9300 4380 9300 4200 15
Name "-V" 9300 4398 70 33048
No "4" 9300 4330 70 266
Pin 9500 4500 9700 4500 2
Name "OUT" 9482 4500 70 32794
No "1" 9550 4500 70 8
Pin 9300 4620 9300 4800 15
Name "+V" 9300 4602 70 33050
No "8" 9300 4670 70 264
Line 9200 4325 9200 4675 1
Line 9220 4400 9260 4400 1
Line 9240 4380 9240 4420 1
Line 9220 4600 9260 4600 1
Line 9500 4500 9200 4325 1
Line 9200 4675 9500 4500 1
PartEnd
Package End ← パッケージエンド
#
#
#
☆文字データフォーマット☆
Name, Ref, Val, Text, No, Textで始まる行は文字データ行です。
直前のPart又はPinのデータになります。
文字データのフォーマットは
識別文字 "文字列データ" 原点X座標 原点Y座標 文字高さ 属性
です。属性は文字原点位置、回転向きなどを指定しますがこの説明はビット操作で
ややこしいのと頻繁に変更しているので省略します。(変更しないようにして下さい)
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